12月10日頃発売を予定している新刊の事。しばらくシリーズで書きますね~。 今日は、第一弾。
まずはタイトル。「キューバ、ハバナ下町歩きと、コロナ禍の日々」(彩流社刊・定価2500+税272㌻) 「下町歩き」の部分に、「ヨルバ通り」とルビがふられています・・・笑 その訳はおいおい書いていきます♪ 文主体の本で写真も入ります。カバーフォトは色校したので明日以降、掲載。 中身は、タイトルそのまま。「コロナ禍の日々」の部分は、2020年2月、パンデミックが始まってから意を決して出かけたハバナでロックダウンに遭遇。実質6ヵ月の滞在だった。これを言うと、皆さまから「それは大変でしたねぇ」と言われるのですが、実は・・・かなり楽しくて、ですねぇ。こういう事言うと罰当たりな感じもしますが、包み隠さず言うと、そうなんです。これは想像もしていませんでした。 通常の必要書類の他に、免許証や住民票のコピーまで持っていたから「なにが起きるかわからない」覚悟はしていたのですね。でも、いつもどおり泊まっているカサ(民泊)から5ツ星のホテル・ハバナ・リブレに「民泊と同じくらいの価格」で滞在できることになり(キューバ政府の方針)そこにはイタリア人主体の! 世界中の人、しかもかなりカラフルな(肌の色ではありません、それもありましたが)変わった人たちがぎっしりと泊っていて・・・その話し、笑 ほぼインターナショナルな交流の場になっていたのでした。イタリア、スペイン、アルゼンチン、他の中南米カリブ(初めて会う国の人も少なからず)、ドイツ、北アフリカのアラブ系、カリブのアフリカ系、ごくごく少数派のアジアと、最後近くに、どぉっと雪崩れ込んできたインド。などなど・・・そして、スタッフはもちろん100%キューバ人。そんな構成。当初は戸惑っていた私も、人々と出会い、そして観察し(されて)多くの学びもあり、エピソードも生まれました。「コロナ禍の日々」には、そのようなことが入っています。 当然の事、幽閉状態ですから「出かけられない焦燥感」も、初めて体験するこの不思議な軟禁状態。これは当初の日本でも似たような感じだったでしょうーただし、こちらは「絶対に出れない」。。。軟禁破りもいましたけど・・・「おかしくなっちゃうんじゃないか」というそれまで体験した事のない、変な感覚、無気力との闘い、などなどさまざまな葛藤もありました。でも、それを救ってくれた大きなものの一つが、音楽、そして映画、とにかくいいんだから、笑 これは主にテレビを通してでしたが、私は慣れてきた後に、こっそりゲリラ的に、風通し抜群の20階ロビーで歌のミニ・ライブを決行したり・・・それは楽しかった。 私は秘かにおこがましくも「キューバ幽閉版『楡家の人々』(北杜夫著)」と呼んだりしていますが、そんなに優れたものにアプローチできているかどうかは、ワカリマセン! そして、コロナ禍に関しては、ハバナ幽閉物語り、だけではなくて、その後の事、日本で感じる事、さらには医療先進国であるキューバ特製のワクチン(死者なし)や、今現在「抑え込み成功」に至るまでの事も続きます。 その他の事に関しては、また明日。今日はカバー写真がまだ手元にないので、他の写真を。夜景の写真は、本にも使っていますが、モノクロで入っているので雰囲気がまた違います。ご存じの方にはすぐにわかる、夜のカピトリオ。毎日、毎日、ホテルの窓から眺めていました。コロナ禍のため、いつもよりもさらにハバナの街の明かりは少なく。淡く消え入りそうに頼りなく揺れていました。そこにカピトリオだけが、なんとか希望の灯りをともしているようで、ずっと見続けにはいられないうな光景でした。日に何度も街を走る救急車のサイレンも聴こえてくるし、この形から仏舎利塔をイメージし、すぐに打ち消したり、また世界の人々の無事と疫病からの回復を祈ったりしたものです。私にとっては、胸が締め付けられるような、そんな灯りです・・・ あと一点の写真は、やはり、窓からの眺め・・・だって、ずっとホテルに居たんだから・・・「飛びたい想い」を具現化した写真です。毎日、空を自由に飛び交う、大きな黒い鳥。これは、カバー・フォトになっていますが、「ステキなデザイン」でかなり変わっています。また、ホテル内のイタリア人に教えてもらった「Volare=原題訳、青の中の青」の歌として、帰国後歌ってYoutube アップしたものにもつながっていきます。思い出深い、一枚
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